ジョセフ日本 アイルランドに敗戦も光! 後半気迫の守備で踏ん張った

 「ラグビー・国際親善試合、日本13-35アイルランド」(24日、味の素スタジアム)

 世界ランク11位の日本は、19年W杯日本大会1次リーグA組で対戦する同3位のアイルランドに13-35で敗れた。22-50だった17日の第1戦に続く連敗。通算対戦成績は日本の9戦全敗となった。日本は前半だけで4トライを奪われ、8-28で折り返すと、後半は守備で踏ん張ったものの押し切られた。日本はルーマニア戦、アイルランド2連戦と続いた6月のテストマッチを1勝2敗で終えた。

 またも強豪との実力差を見せつけられたが、光明も見えた。大敗した前戦とは一転し、日本は気迫に満ちたプレーを展開。ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「アイルランドは強かった」と脱帽しつつ、「あきらめずに戦い続けたことは誇らしい」と選手を評価した。

 3-21の前半24分、CTB松島が俊敏な動きで右サイドを突破してトライ。後半に入ると、ミスをしないアイルランドの粘り強い連続攻撃を素早い寄せと果敢なタックルで食い止め、22分にはWTB山田のトライで反撃ムードに。ただ30分すぎの好機をラインアウトの投入ミスとノックオンで逸し、最後は逆にトライを決められ突き放された。

 この試合で15年W杯以来の主将を務めたフランカー・リーチも「世界トップ3との差は学んだ。一番感じたのはメンタルのタフさ」と相手の力を実感。一方で「自分たちは戦う気持ちに関してはよくできていた。戦術面を磨けばもっといい戦いができる」と手応えも感じていた。

 南アフリカを破るなど3勝を挙げた15年のW杯では、13年のテストマッチで強豪のウェールズを破って弾みをつけたが、今回は同じようにはいかなかった。2年後、再び世界を驚かすために、この悔しさを糧にする。

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