ケンブリッジ 滑り込み3位 太もも違和感なければ…
「陸上・日本選手権」(24日、ヤンマースタジアム長居)
男子100メートル決勝は、サニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=が10秒05の大会タイ記録で初優勝。成長著しい多田修平(20)=関学大=が2位に入り、桐生祥秀(21)=東洋大=は4位、山県亮太(25)=セイコーホールディングス=は6位に終わった。
連覇を狙ったケンブリッジは持ち味の後半の加速で10秒18の3位に滑り込み、世界選手権の代表入りを確実にした。23日の予選で10秒08をマークし自己ベストを更新したが、準決勝後から左太もも裏に違和感を抱えていたことを明かし、「勝ちにいったつもりだったけど思った以上にうまく走れなかった」とうつむいた。優勝したサニブラウンについては「本当に強かった。次は負けないようにしたい」と潔く敗戦を認めた。