福島千里、無冠も前向き「まだここからです」 足けいれんなく大会終え
「陸上・日本選手権」(25日、ヤンマースタジアム長居)
女子200メートル決勝が行われ福島千里(札幌陸協)は24秒01で5位に終わり、7連覇を逃した。市川華菜(ミズノ)が23秒63で2冠を果たした。世界陸上の参加標準記録、23秒10は切れなかった。福島はレース後、「まだここからです」と前向きに語った。
前日の100メートルでも福島は8連覇がかかっていたが、市川に阻まれ2位。現状では100メートルも世界選手権の参加標準記録を突破していない。
しかし、「足のけいれんで走れないことが何ヶ月も何ヶ月も続いて、同じ事を繰り返した」という今季を鑑みて、「4本走って一度もけいれんしなかった。私の中では、日本選手権の一番より、それがすごく大きくて…」と大会を無事に終えたことに手応えをつかんだ様子だった。
口ぶりは前向きで、「今からでも全然遅くない。まだここからです」と語った。