無念飯塚3位… サニブラウンの台頭は「うれしい」
「陸上・日本選手権」(25日、ヤンマースタジアム長居)
男子200メートル決勝が行われ、サニブラウン・ハキーム(東京陸協)が20秒32で初優勝した。リオデジャネイロ五輪代表で昨年覇者の飯塚翔太(26)=ミズノ=は20秒55の3位に終わった。2位は藤光謙司(31=)ゼンリン=20秒47。
「悔しいです。優勝を目指していたので悔しいですけど、スッキリしています」と飯塚。「気持ちも状態もよかった」というものの、スピードに乗り切れず「上の2人(サニブラウンと藤光)が速かった」と潔く負けを認めた。
特にサニブラウンの台頭に関しては「うれしい。素晴らしかった。相当刺激をもらった」と満面の笑み。この日26歳の誕生日を迎えただけに「刺激をプラスに変えて頑張るだけ」と、新たな“バースディプレゼント”をもらったようだった。
前日の予選で参加標準記録を突破しているため、世界選手権(8月・ロンドン)の出場は確実。「挑戦できれば、決勝のスタートに立ちたい」と世界の舞台での雪辱を誓った。