大関高安、番付発表に「気持ちは高ぶり、実感沸いてきた」
日本相撲協会は26日、名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)の番付を発表し、夏場所で大関に昇進した高安(27)=田子ノ浦=が東大関2番手に就いた。初土俵から所要73場所での大関昇進は史上9位のスロー昇進となった。
愛知県長久手市内の宿舎で会見した新大関は「身の引き締まる思い。(番付表のしこ名の大きさが)また一つ大きくなりましたね。うれしい。しっかり自覚して取り組んでいきたい。気持ちは高ぶり、実感が沸いてきた。夏場所が終わってきょうまで短かった」と、話した。
大関昇進時の伝達式では「正々堂々」と述べた。大関として目指す姿に「正面から堂々とした相撲を目指す。一つでも二つでも成長した姿を見せる」とキッパリ。4横綱、3大関と協会の顔としても自覚。「(重圧を)味わいながら、それも醍醐味。楽しみながらやっていく。見ている人に『すごい』と思ってもらえるように、『大関らしい相撲』と言われるように」と気を引き締めた。
目指すは新大関優勝。「ここから上を目指すにはまず優勝が必然になる。堂々と15日間取りたい」と気持ちを高めた。