真凜 荒川静香さんトリノ金メダル曲「トゥーランドット」で平昌五輪に挑む
フィギュアスケートのアイスショーが2日、大阪府高槻市の関大たかつきアイスアリーナで行われ、昨季世界ジュニア選手権銀メダリストで今季からシニアに参戦する本田真凜(15)=大阪・関大高、全日本女王の宮原知子(19)=関大=らが出演した。本田は今季のプログラムについて、フリーは「トゥーランドット」で臨むと宣言。宮原は左股関節疲労骨折から復帰し、約5カ月半ぶりに観客の前で演技を披露した。
平昌五輪イヤーが幕を開けた。フィギュア界では7月1日がシーズンの切り替わり。シニアの第一歩を踏み出した真凜は「五輪出場を目標にやりたい」と決意を新たにした。
“金プログラム”で勝負をかける。フリー曲に選んだのは、荒川静香さんが2006年トリノ五輪で金メダルを獲得した「トゥーランドット」。浜田美栄コーチは選曲について「ロシア勢に対抗するには東洋人的なものを出した方がいい」と説明した。荒川さんが“アジアンビューティー”で世界中を魅了した美しい曲を「自分らしく演技したい」と意気込んだ真凜。新たな世界観を披露する。
また、SPは「ずっと使ってみたかった」というタンゴだ。「ジェラシー」と「ラ・クンパルシータ」を組み合わせた一曲で、力強く、情熱的に舞う。
この日のアイスショーでは、さくら色の衣装で一昨年のSP「スプリングソナタ」を披露した。冒頭の連続3回転など、全てのジャンプを着氷。勝負の1年は、完璧な滑り出しでスタートした。