【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は5日、2024年夏季五輪招致を目指すパリとロサンゼルスの評価報告書を公表し、既存施設を最大限に活用して財政負担を抑える両都市の開催計画をともに高く評価した。候補都市の撤退が相次ぐ中、優れた開催能力を持つ両都市を24年と28年の2大会に振り分けて同時に開催都市を決める異例の措置が、さらに現実味を増した。
開催都市は9月の総会(リマ)でIOC委員の投票で決まる。IOCは6月の臨時理事会で2大会を同時決定する提案を承認しており、今月11、12日の臨時総会に諮る。