大坂ビーナスに真っ向勝負で惜敗 負けたからこそ前向きに「もっと学べる」

 「テニス・ウィンブルドン」(7日、ロンドン)

 女子は大坂なおみ=日清食品=が初対戦だった5度優勝のビーナス・ウィリアムズ(米国)に惜敗。同種目の日本勢は全て敗退した。

 堂々の戦いだった。大坂は「戦うのが夢だった」と憧れのV・ウィリアムズと真っ向からパワー対決。第1セットはタイブレークに持ち込み、第2セットも第7ゲームでブレークを許して奪われたが、強烈なサーブやリターンで苦しめた。

 元世界1位相手に金星を逃したが、初出場のウィンブルドンで確かな足跡を残した。

 四大大会全てで3回戦に進出し、ハード、赤土、芝と全てのコートで力があることを証明。日本協会の土橋強化副本部長は「成長しているところがたくさんあった。ビーナスの隙のないテニスについていった」と評価した。

 「今年チャンピオンになれると思っていた」と豪語した無限の可能性を秘めるホープ。「ベストは尽くした。負けたからこそ、もっと彼女から学べる」と飽くなき向上心で前を見据えた。

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