藤井四段が大相撲観戦し刺激“横綱将棋”目指す 白鵬と対面「恐縮です」

 「大相撲名古屋場所・4日目」(12日、愛知県体育館)

 横綱白鵬(32)=宮城野=が西前頭筆頭貴景勝(貴乃花)を寄り切って、初日から4連勝に伸ばした。土俵で仁王立ちし、ぶつかり稽古のように20歳を受け止めて一蹴。観戦した将棋界の若きスター・藤井聡太四段(14)に横綱相撲を見せ付け、魁皇(現浅香山親方)の持つ史上最多の1047勝まであと7勝とした。

 将棋界最多の29連勝を達成した最年少プロ棋士の藤井四段が、師匠の杉本昌隆七段とともに名古屋場所を観戦した。

 相撲は将棋を始めた5歳の頃からテレビで見始めたといい、生観戦は2回目。升席から熱い視線を送り、「気迫のぶつかり合いを生で体感して、自分もあれぐらいの気迫で盤に向かって行かなければと思いました。相撲は一瞬で勝負が決まるので、勝負にかける気持ちをすごく感じました」と刺激を受けた。

 取組終了後には白鵬と対面し、自ら文字を書き入れた扇子をプレゼント。「かわいいね」と声をかけられたといい、「恐縮なんですけど、白鵬関のように堂々とした将棋を指せるように頑張りたい」と“横綱将棋”を目指すことを誓った。

 お気に入りの力士はなく全般的に応援しているとのことだが、「宇良関の独特の柔らかい相撲は注目しています」という。2勝目を挙げた稀勢の里について「横綱の力を見せたと思っています。ケガを抱えている状況ですけど、さすがと思います」と感心していた。

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