日本ボクシング連盟 近大・鈴木監督を除名処分…女子部員にセクハラ行為
日本ボクシング連盟は13日、大阪市内の連盟大阪事務局で緊急の業務執行理事会を開き、教え子の女子部員にセクハラ行為をしたとして、2012年ロンドン五輪ウエルター級代表で近畿大ボクシング部の鈴木康弘監督(29)を同日付で最も重い除名処分とすると発表した。近日中にも本人に通達する。
連盟はこの日、被害に遭った女子部員から聞き取りを行った。それによると、鈴木監督は就任直後の昨年4月ごろから女子部員に性的行為を迫るなどのセクハラ行為を日常的に繰り返していたという。「言葉の暴力、許せない表現があった」と連盟の山根明会長。スパーリングと称して男子部員の腹部を激しく打つなどのパワハラ行為もあったという。
鈴木監督は先月29日から自宅待機中で大学側の処分は決定していない。広報部は「現在調査中なのでお答えできない」と話した。