猪木より早くアリと対戦した元プロレスラー、バディ・ウォルフさん死去
元ボクシング世界ヘビー級王者の故モハメド・アリと対戦した米国の元プロレスラー、バディ・ウォルフ(本名レス・ウォルフ)さんが現地時間の11日に死去したと現地のメディアが報じた。76歳。死因は不明だが、長く痴呆症を患っていたという。
ウォルフさんはアメリカンフットボールとレスリングの選手を経て、68年にプロレスデビュー。72年からはWWWF(現WWE)に参戦し、WWWFヘビー級王座に何度も挑戦するなど活躍。70年の初来日から国際プロレスに度々参戦し、76年には全日本プロレスにも参戦した。
76年6月10日には、同26日に日本でアントニオ猪木と異種格闘技戦を行うことが決まっていたモハメド・アリと米シカゴで対戦。試合はアリの一方的なペースで進み、流血したウォルフさんがインターバル中にアリに襲いかかって両陣営の乱闘に発展し、中止となった。