バレー日本女子が6年ぶりブラジル撃破 佐藤「収穫になる」
「バレーボール女子・ワールドグランプリ仙台大会・最終日」(16日、カメイアリーナ仙台)
世界ランキング6位の日本は同4位で前回覇者のブラジルを3-2で破り、1次リーグ通算4勝2敗とした。ブラジルは3勝3敗。日本は古賀(NEC)らの活躍で2セットを連取。第3、4セットを落としたものの、最終第5セットの競り合いを17-15でものにした。
日本女子は前日のセルビア戦の敗戦を引きずり、試合前練習で覇気がなかった。「やる前から顔が暗い。これからやるんだから」と中田監督が珍しく選手を整列させて鼓舞した。コートに立った選手は見違えるような姿で躍動した。ブラジルから白星を挙げたのは6年前のワールドカップ以来のことだ。
連係がかみ合わない相手の隙を突き、先発起用されたセッター佐藤がうまく攻撃をリードした。前週のオランダ大会に続き、仙台でも2勝1敗と白星が先行。「競った試合を取れたのは収穫になる」と佐藤。この勝利を1次リーグ最終週の香港大会につなげたい。