宇良、右膝に不安…巨漢・逸ノ城に寄り倒され6敗目
「大相撲名古屋場所・12日目」(20日、愛知県体育館)
自己最高位、東前頭4枚目の宇良が巨漢の逸ノ城に寄り倒され敗れ、星を6勝6敗とした。勝った逸ノ城も6勝6敗とした。
この日は右膝にテーピングを施して出場した。一気に前に押して出て、あと一歩のところまで攻め込んだが残されると、相手のペースに。右を差してしまった形になり捕まえられると最後は痛めている右膝から崩れるように土俵に倒れた。支度部屋に引き揚げる際も、右足をかばうように歩いていた。
NHKの中継で解説を務めていた元横綱の貴乃花親方は「こういうのは危ない」と宇良の身を案じていた。現役時代に何度も右膝に大けがを負った親方の言葉なだけに、切実さがこもっていた。