19歳・緒方良行が金メダル “満足な優勝” 東京五輪へ新星登場だ

 「ボルタリング・ワールドゲームズ」(21日、ウロツワフ)

 競技が始まり、2020年東京五輪の追加種目、スポーツクライミングのボルダリング男子で19歳の緒方良行(福岡県連盟)が金メダルを獲得した。昨年の世界選手権を制した楢崎智亜(栃木県連盟)は5位。同女子で野中生萌(東京都連盟)は2位に入り、野口啓代(茨城県連盟)は4位だった。

 市街の広場に特設された会場に、観客のどよめきが響いた。第2課題に挑んだ緒方は片手でホールドをつかみ、体を揺らしながら耐え抜いた。失敗する選手が続出した最難関の課題を1度の試技で完登。ここが勝負の分かれ目になった。

 「内容も満足な優勝。苦手な課題も克服して成長できたと思う」

 ただ一人、四つ全ての課題を登り切る圧巻の出来に納得顔だ。

 障害物を乗り越えていく人気テレビ番組「SASUKE」を見てスポーツクライミングに興味を持った。15年世界ユース選手権で優勝したホープは、ことし6月のW杯で初の表彰台となる3位に入り、今大会でシニア初のタイトルを獲得。ボルダリング強豪国の日本にまた一人、東京五輪期待の星が台頭した。

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