白鵬、次なる目標は「幕内1000勝」 初代若乃花とのエピソードも披露

優勝を決め、万歳三唱する関係者や家族と喜ぶ白鵬(中央)
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 「大相撲名古屋場所・千秋楽」(23日、愛知県体育館)

 横綱白鵬(宮城野)が結びの一番で横綱日馬富士(伊勢ケ浜)を下して、史上最多を更新する2場所連続39回目の優勝を果たした。場内で行われた優勝インタビューでは、次の目標に幕内1000勝を掲げた。また、名古屋場所が年6場所制として定着してから60回目の場所ということで、1回目の1958年に優勝した初代横綱若乃花と自身の縁についても語った。以下、一問一答の要旨。

 -39回目の優勝、おめでとうございます。

 「名古屋の皆さん、サン、キュー!」

 -39回目の優勝に特別な思いをこめてくださいました。

 「はい!」

 -結びの一番はどんな思いだったか。

 「11日目で負けてしまいまして、その流れがあとから(考えると)良かったので、それを思い出しながら。そして、(負けても優勝決定戦が)もう一番あると信じて、気楽に土俵に上がりました」

 -今場所はどんな15日間だったか。

 「この名古屋場所が今回60回記念大会ということもありまして。昭和33年、(年6場所が定着し、名古屋場所で定期的に開催されるようになった年に)初代若乃花が優勝しました。若乃花さんと私、縁がありまして。26年前に相撲の世界のルーツということで、(若乃花さんが)モンゴルを訪ねた。私の父(モンゴル相撲の大横綱、ムンフバトさん)と対談しまして。そのころ私6歳で。お菓子もらいまして。それが『うまい棒』だったという(笑)。記念すべき名古屋で大記録を達成いたしまして、何か縁を感じております」

 -13日目には家族も駆けつけた。

 「魁皇関の1047勝というのもありましたけど、同じ横綱として千代の富士関の1045勝というのは目標に掲げて、その両方達成できて、本当に皆さんに見せることができて幸せだなと思っています」(※千秋楽に勝ち通算1050勝)

 -今後はどんな思いで相撲を取るか。

 「ゆっくり明日から故郷に帰って休みたいと思うんですけど、今、頭にあるのは幕内1000勝(現在は956勝)目指して頑張りたいと思います」

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