バーチャルアナが情報発信 愛媛国体、アプリや街頭で
愛媛県で9~10月に開催される国民体育大会と全国障害者スポーツ大会で、各会場の情報を発信する応援アプリやストリートビジョンに、自動音声でニュースを読み上げるバーチャル女子アナウンサー「沢村碧」の起用が決まった。同県の中村時広知事が25日、発表した。
ニュース原稿を文字情報から音声に変換し、架空の女子アナが伝えるシステムは、ソニーと共同通信デジタルが開発。県の実行委員会(会長・中村知事)と愛媛新聞社(松山市)が連携する国体情報発信に一役買う。
応援アプリは無料で、愛媛県選手の試合状況のほか、全会場周辺の観光、交通情報など県外客にも役立つ内容を提供。各会場に派遣される大学生リポーターや高校生記者からの最新情報を沢村碧が伝えるニュース番組を、朝昼夕に配信する予定だ。
同内容の番組は松山市内の商店街に設置された25台のストリートビジョンや、県内ケーブルテレビでも放送される。