ビーチバレー“登録漏れ”問題で担当者を戒告処分
日本バレーボール協会は25日、都内で臨時理事会を開催した。ビーチバレーボール選手が、協会の不手際で6月28日開幕の国際大会にエントリーできなかった問題で、当該の担当職員に対して戒告処分とする懲戒処分を承認した。また、担当者の上司にあたる林孝彦事務局長ら3人もけん責処分となった。
問題は、5月28日の大会エントリー締め切りまでに、担当者が申請を忘れていた“単純なミス”によるものだったが、選手に対して「パソコンの不具合によって申請できなかった」などという虚偽の説明をしていた。選手は協会の対応に不信感を抱き、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上で公にする事態になった。
会見を行った林事務局長は「(問題の)影響は大きく、選手の競技会への参加機会を失わせただけでなく、日本協会の社会的信頼を損ねたことは懲戒の対象であり、たいへん遺憾。担当者だけの責任にできず、未然に防ぐチェック体制にも問題があった。発覚した後も適切な対処ができず、選手との信頼関係を損ね、報道でも大きく報じられた。管理責任を厳しく問わざるを得ない」と話した。