入江、100メートル背泳ぎでメダル逃す 現役続行決断も厳しい4位

 「競泳・世界選手権」(25日、ブダペスト)

 競泳男子100メートル背泳ぎの入江陵介(27)=イトマン東進=は53秒03の4位で、3大会ぶりのメダル獲得はならなかった。同50メートル平泳ぎ準決勝の小関也朱篤(ミキハウス)は予選で出した日本記録を0秒04更新する27秒17をマークしたが、11位で落選した。また26日の第13日に行われた男子200メートル個人メドレー予選でリオ五輪2位の萩野公介(ブリヂストン)が1分56秒46の全体トップ、瀬戸大也(ANA)が1分57秒55の4位で準決勝へ進んだ。

 再出発の大舞台での最初の種目は、悔しい結果に終わった。メダルを逃した昨年のリオ五輪後、迷った末に現役続行を決めた入江は男子100メートル背泳ぎで4位。ただ3位とのタイム差は0秒44と大きく開き「ここまでやれると思っていなかったが、世界は甘くない」と淡々と結果を受け止めた。

 序盤は出遅れ、50メートルは準決勝とほぼ同じ25秒83の5番手でターン。後半の強さは誰もが知るところだが、順位を一つ上げるにとどまった。上位のタイムが前回大会や五輪から伸びていないにもかかわらず、思うように差を縮められないもどかしさが「世界は進んでいる」との言葉に表れた。「スタートのテクニックや脚力の差。あとはスピードの強化」と課題を次々と挙げた。

 メインに据える200メートルは27日に予選がある。再び世界の強豪と相まみえたことで、闘争心に火はつくか。3年後の東京五輪を目指す27歳のベテランは「着実に一歩は踏み出せた。後ろを向かずにやっていきたい」と自分に言い聞かせるように話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス