川内優輝が“日の丸ラストラン”へ出陣「僕にとって生きていることがマラソン」
陸上のロンドン世界選手権(8月4日開幕)に出場する男子マラソンの“最強市民ランナー”川内優輝(30)=埼玉県庁=が30日、羽田空港から出発した。
今大会限りで日本代表戦線からの撤退を表明しており、日本のマラソン界に一石を投じ続けてきた川内にとって、これが“日の丸ラストラン”。「いよいよロンドンで戦うんだなという気持ちが出てきた。今までのすべてを出し切りたい。最後ぐらい笑顔で帰国できれば」と、引き締まった表情で決意を語った。
前日まで行っていた日光での合宿では過去ベストタイムを叩きだすなど、調整は順調。「マラソンは人生。マラソンをやらないと死んでいるのと同じ。つまり僕にとって生きていることがマラソン」と、42・195キロにすべてを注いできた男が、人生最大の勝負に打って出る。