国産カヌー実験艇「水走」お披露目 山口副会長「国産の艇の金は夢」

 国産カヌーの開発を目指す東洋大などは1日、東京都内で記者会見し完成したカヌーの実験艇をお披露目した。今後は2020年東京五輪での日本選手への供給を目標に試合用のカヌーの製作に入る。

 トップ選手が使うカヌーはほとんどが東欧製という。東洋大が民間企業と協力して開発するのはスラローム種目用で、名前は「水走(みつは)」。へさきや底の形状を工夫して水の抵抗を減らしたほか、日本人の体格に合わせてコックピットの幅を狭める設計などにした。会見に出席した日本カヌー連盟の山口徹正副会長は「国産の艇で金メダルを狙うのは夢」と歓迎した。

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