男子100メートル 多田修平が50メートルまでボルトを先行!4位もタイムで準決勝進出
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「陸上・世界選手権」(4日、五輪スタジアム)
男子100メートル予選(各組3着まで+タイム上位6人が準決勝進出)が行われ、日本選手権2位で代表入りした新星・多田修平(21)=関学大=は、10秒19で4位だったが、タイムで上位6人に入り、準決勝進出を決めた。
今大会が現役ラストとなる“人類最速の男”ウサイン・ボルト(ジャマイカ)と同組、隣のレーンに組まれた多田だったが、持ち前の前半で魅せた。力強い飛び出しから、一気に先頭へ。50メートルまでトップを走り、あのボルトが“チラ見”するまさかの展開を作り上げた。終盤は失速したが、4位に踏みとどまり、タイムで準決勝に進出。今季の勢いをそのまま見せつけた浪速の“快足王子”は「前半までトップでいけてよかった。(ボルトの隣は)うれしかったのが1番大きいですね。体もこれから動いてくる。準決勝も狙っていきたい」と、はにかみながら、力を込めた。