樋口新葉、今季初戦で新SP「ジプシーダンス」初披露「楽しく滑れた」

 「フィギュアスケート・関東サマートロフィー」(5日、千葉・アクアリンクちば)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦の樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館=が新プログラム「ジプシーダンス」を初披露し、62・39点で1位となった。6日はフリーに出場する。

 勝負のシーズンの幕開けに、樋口は緊張した面持ちでリンクに立った。3回転-3回転の連続ジャンプで、後半のジャンプが回転不足になるミスがあったものの、後半は華麗なステップで観客を魅了。「ジャンプはタイミングが合わなかったけど、スピンやステップは練習よりうまくできた。(今季)このプログラムで戦うのですごく緊張したけど、最後は楽しく滑れた」と納得の表情を見せた。

 今季のSPはバレエ「ドン・キホーテ」の曲を使用する。「前半は苦しい感じで、後半は楽しく滑るイメージ」と微細な演じ分けを説明。代表2枠を争う五輪シーズンに向けて、「このプログラムで戦うので(初戦は)昨年より緊張したけど、これからたくさん練習してもっといいプログラムにしたい」と力を込めた。

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