川内優輝が執念9位、レース後車いすで移動 中本が10位、優勝はケニアのキルイ
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「陸上・世界選手権」(6日、ロンドン競技場)
男子マラソンが行われた。日本勢では終盤に執念の走りを見せた川内優輝(30)=埼玉県庁=が2時間12分19秒で9位に入った。
途中、先頭集団から大きく引き離された川内だったが、顔をゆがめながらも力走。ペースを落とす選手を1人ずつ拾っていき順位を上げた。最後の直線で8位の選手の背中が見えたが、3秒及ばなかった。川内に続いて10位で中本健太郎(34)=安川電機=が2時間12分41秒でゴールした。
川内はゴール後、座りこんで水を飲んでいたが、車いすに座り、スタッフと男性に押されて移動していた。
優勝はキルイ(ケニア)で、2時間8分27秒でゴールした。(タイムは速報値)