錦織完敗…20歳ズベレフが「すごすぎた」

 「テニス・シティOP」(5日、ワシントン)

 男子シングルス準決勝で第2シードの錦織圭(27)=日清食品=は第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に3-6、4-6で敗れ、決勝進出はならなかった。20歳の相手にサーブとストロークで押された。

 女子ダブルス決勝で第2シードの青山修子(近藤乳業)レナタ・ボラコバ(チェコ)組はウージニー・ブシャール(カナダ)スローン・スティーブンス(米国)組を6-3、6-2で下し、優勝した。青山はこの大会は3年ぶり4度目の優勝でツアー通算7勝目。

 今季はツアー優勝なしで好調時の姿から遠い27歳の錦織と、既に3勝と成長著しい20歳のズベレフの差がはっきり表れた一戦となった。1時間4分で屈した錦織は「彼のプレーがすごすぎた」と、素直に完敗を認めた。

 威力のあるサーブに的を絞れず、リターンでリズムをつくる本来の形に持ち込めなかった。球足が速いハードコートで相手のフラットな打球はより威力を発揮。リターンゲームでは、47ポイント中7ポイントしか奪えず、ブレークポイントは1本もなかった。「サーブは角度もコースも良かった。ストロークも深くて伸びがあり、思うようなプレーができなかった」。最新世界ランキングでは錦織より一つ上の8位に位置する相手の完成度の高さに屈した。

 将来の世界1位候補ともいわれる若手の筆頭格との初対戦で、プロ10年のキャリアを示すことができなかった。今後の攻略法についても「隙はないし、集中した時にミスもしない。すごく強かったので難しいですね」と、前向きな言葉は出てこなかった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス