井上、沈んだ26位…「戦えなかった」
「陸上・世界選手権」(6日、タワーブリッジ発着)
男子マラソンが行われ、日本勢は今大会限りで日本代表を引退する川内優輝(30)=埼玉県庁=の9位が最高で、中本健太郎(34)=安川電機=は10位、井上大仁(24)=MHPS=は26位に終わった。2時間8分27秒をマークしたジョフリー・キルイ(ケニア)が優勝した。
初出場の井上は26位に沈んだ。「後半(ペースが)落ちてしまって、どうしようもできなかった。自信を持って準備できてもこの程度しか戦えなかった」と肩を落とした。序盤から積極的に先頭集団の前方につけたが、22キロ付近で脱落。終盤粘った川内、中本とは対照的に巻き返す力は残っていなかった。苦い経験をした24歳は「次はもっともっと強くなって帰ってきたい」と再起を期した。