お家芸マラソン22年ぶり入賞なし 女子最高は清田16位、涙「皆さんに申し訳ない」
「陸上・世界選手権」(6日、ロンドン競技場)
女子マラソンが行われ、日本勢の最上位は清田真央(23)=スズキ浜松AC=の16位で、タイムは2時間30分36秒だった。男子も川内優輝(30)=埼玉県庁=の9位が最高で、世界選手権での入賞者なしは95年イエテボリ大会以来、22年ぶり(11大会ぶり)の事態となった。優勝はケリモ(バーレーン)で2時間27分11秒だった。
お家芸だったマラソンの歴史が途絶えた。清田は折り返し地点を2位で通過し、35キロ地点過ぎまでは懸命に先頭集団に食らいついたが、終盤のスパートにはついていけなかった。
清田は「すごい悔しいですけど…」と漏らしたところで涙をぬぐった。「やはり、35キロから動くって分かってたんですけど、そこにしっかりついて行けなかった自分が悔しいですし、日本代表に選んで頂いたのに全然結果を残せなかった自分に…。皆さんに申し訳ないと思います」と時折言葉を詰まらせながら初の世界選手権を振り返った。
女子は97年アテネ大会(鈴木博美が金メダル、飛瀬貴子が4位)から10大会連続で入賞者を出していた。
安藤友香(スズキ浜松AC)は2時間31分36秒で17位、重友梨佐(天満屋)は2時間36分3秒で27位だった。