女子マラソン代表3人「悔しい」「世界との壁」「情けない」 22年ぶり入賞なし
「陸上・世界選手権」(6日、ロンドン競技場)
女子マラソンが行われ、日本勢の最上位は清田真央(23)=スズキ浜松AC=の16位で、タイムは2時間30分36秒だった。安藤友香(スズキ浜松AC)は2時間31分36秒で17位、重友梨佐(天満屋)は2時間36分3秒で27位だった。10大会連続で続いていた女子マラソンの入賞が途絶え、一様に選手は力不足を痛感するコメントを残した。以下、テレビ中継でのインタビューコメント。
▽清田真央
-初の世界陸上で16位。
「すごい悔しいですけど…(涙)。やはり、35キロから(レースが)動くって分かってたんですけど、そこにしっかりついて行けなかった自分が悔しいですし、本当に日本代表に選んで頂いたのに全然結果を残せなかった自分に…(言葉続かず)。皆さんに申し訳ないと思います」
-何度も食らいついた。
「粘って粘っての持ち味が自分なので、粘れば絶対、どこかで勝機があると思っていたんですけど、やはり前半あまりゆとりを持てなかった分、後半、失速してしまったので、まだまだ力不足だと思います」
▽安藤友香
-結果への感想を。
「正直、20キロを過ぎてからのペース変化についていけなくて、そこで自分に負けているのがすごく悔しくて…。ついていけない自分にも悔しいんですけど、まだまだ世界との壁をすごく感じて。自分の中で甘さがこういう所に出たのかなとすごく実感しています」
-直前の負傷もあった。
「ここまで来るのにいろいろあったんですけど、いろんな壁とか、もっともっと自分の中で自分に厳しく乗り越えてこれないと、こういう世界で戦えないと実感したんですけど、詰めの甘さとか、故障であったり練習面の弱さが試合に出てしまう。もっともっと練習でそこを克服していかないとこういう舞台で戦えないとすごく思いました」
▽重友梨佐
-ロンドンは特別な舞台だった。
「あれ(ロンドン五輪)から5年。またここに来ることに自分にとっては大きな意味があった。まずはちゃんとスタートに立てたので、走れたことは良かったと思います」
-走り終えての気持ちは。
「日本代表ということで出させてもらっているので、結果を残せなかった部分は情けないところはあるんですけど、ここに来られたのは良かったと思っています」