白鵬が先代九重親方の墓参り 感謝の気持ち伝え「心の会話できた」

 大相撲名古屋場所で千代の富士の1045勝、魁皇の1047勝を抜き通算勝ち星の新記録を打ち立てた横綱白鵬(32)=宮城野=が8日、東京都台東区の玉林寺を訪れ、昨年7月31日に亡くなり、そこに眠る先代九重親方(元横綱千代の富士)に感謝の気持ちを伝えた。

 青学大での巡業後すぐにお供えの花を持って同寺に向かった。「常に汗をかいて、まわしを締めろと。それが一番心に響いてます」。墓前に手を合わせると先代九重親方に言われた言葉を思い出した。

 「横綱として親方の数字を超えることができました。ゆっくり話すことができなかったのは悔いが残るけど、心の会話はできたかな。長く横綱を務めることが恩返しになる」と墓前に誓った。

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