“ボルトの後継者”バンニーキルクが400メートルを圧勝
3枚
「陸上・世界選手権」(8日、ロンドン競技場)
男子400メートル決勝が行われ、世界記録保持者で、リオ五輪金メダリストのウェイド・バンニーキルク(25)=南アフリカ=が43秒98で2位以下に0秒43差をつけて圧勝で2連覇を達成した。
“ネクスト・ボルト”の筆頭格が、その実力をまざまざと見せつけた。悠々と先頭で最終カーブを抜けるとそこからはもう独壇場。後続を引き離す一方のまま、最後は流す余裕を見せつけてゴールを駆け抜けた。
リオ五輪では“不滅”と言われたマイケル・ジョンソン(米国)の世界記録(43秒18)を17年ぶりに更新する43秒03をマーク。今大会は200メートルでも金メダルの最有力候補に挙げられているほか、100メートルも9秒94で走るスーパーマン。今大会で現役を引退する“人類最速の男”ボルトが「このままいけば、彼が陸上界を引き継ぐことになる」と後継者に指名する男が、次代のスーパースターへの足場を着実に固めてきている。