羽生、ギア全開で平昌へGO パーフェクトSPを披露

りりしい表情から一転、時折笑顔をのぞかせる羽生結弦
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 フィギュアスケートの世界王者で、平昌五輪で五輪連覇を狙う羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、上々な仕上がりぶりを見せつけた。

 シーズン開幕前とは思えない完成度だ。SP「バラード第1番」の曲かけ練習では、冒頭の4回転ループを着氷すると、演技後半のトリプルアクセル、続く4回転トーループからの連続ジャンプを成功。これまで2シーズン使用してきただけに慣れはあるはずだが、当時は4回転サルコー、4回転トーループ+3回転トーループ、演技後半にトリプルアクセル(3回転半)というジャンプ構成だった。大きく難度を上げた中、羽生は曲中全てのジャンプを着氷する完璧な演技を見せた。

 「(シーズン)前半から合わせられるようにと思ってやってきている」と羽生。15年GPファイナル(バルセロナ)でSP、フリーともに歴代最高得点を記録し、今も残る合計330・43点をたたき出した“ゴールデンコンビ”を引っさげ、序盤からギア全開で平昌五輪シーズンを駆け抜けるつもりだ。

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