“ボルト超え”最年少決勝のサニブラウン  一問一答 足に疲労抱えるも「決勝は足がもげてでもゴールする」

男子200メートル準決勝 20秒43で決勝進出を決めたサニブラウン・ハキーム(中央)=ロンドン(共同)
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 「陸上・世界選手権」(10日、ロンドン競技場)

 男子200メートル準決勝が行われ、世界選手権で日本選手史上初めて100、200メートルの2種目で準決勝に進出したサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=は20秒43(向かい風0・3メートル)で2組2位に入り、日本勢では03年の末続慎吾(3位)以来2人目となる決勝進出を決めた。18歳5カ月での決勝進出は、同種目ではあのウサイン・ボルト(ジャマイカ)の18歳11カ月を更新する史上最年少記録となった。

 サニブラウンとの一問一答は次の通り。

 -決勝進出が決まった

 「ラッキーって感じですね。後半思ったより誰もこなかったんで、このままいけるかな~って。本当に今日は最初の100メートルに集中して、いい感じで出れたので、そこは良かったかなと思います。ラスト100メートルは、また決勝になったら足を回したいけど、今日は若干流れていたところがあるので、そこを修正して、もう少しタイムを上げていけたら」

 -予選ではスタートで遅れた

 「おとといはなんかとくに無心で、気づいたら(スタートが)鳴っていた。あっ!っていう感じだった」

 -決勝の実感は

 「いや~、あんまり実感はないですね。まあでもタイムもタイムですし、ここからしっかり、(決勝に)いっただけじゃなく、戦えるようにもう1段上げていきたい」

 -ボルトを超える最年少で決勝進出

 「あ、そうなんですか?まあでも最年少で出たところで戦えないと意味がないので」

 -予選から中1日はどう過ごした?

 「ほとんどベッドから動いてない。起きてご飯を食べて、寝て起きてご飯を食べて、ストレッチしてまた寝てって感じです(笑)。でも本当に休養して頑張れてるので、しっかり決勝に合わせていけたら」

 -疲労は?

 「意外と日本選手権ほど疲れてないですね」

 -2年前の準決勝(敗退)との違いは

 「2年前は1番外(のレーン)でみんなに途中からガーって行かれて、何もできなかった。今年はタイムは2年前と変わらないけど、内容はまだマシ。少しは成長したのかな」

 -足に違和感がある?

 「若干ちょっと痛いなという感じ。でも止まるまでの痛みではない。。もともと違和感があったけど、100メートルのレースでバランスを崩した時に、負担が掛かったかな。決勝になったら、足がもげてでも、ゴールする」

 -決勝に向けて

 「先頭争いに食い込んで、メダルのラインに体をたたき込めれば」

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