リオ銀の日本、予選は苦戦 米、英に大差で1組3位、全体6位で通過

 男子400メートルリレー予選 3走の桐生(右から3人目)からバトンを受けスタートするケンブリッジ(同5人目)=ロンドン(共同)
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 「陸上・世界選手権」(12日、ロンドン競技場)

 男子400メートルリレー予選が行われ、リオデジャネイロ五輪銀メダルの日本(多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥)は38秒21で1組3位となり、現地時間同日夜(日本時間13日早朝)に行われる決勝進出を決めた。

 200メートルで史上最年少で決勝に進んだサニブラウンが右太もも裏を痛め欠場を余儀なくされた日本は、予選から苦戦を強いられた。1走に抜擢された多田が得意のスタートを決めきれず、その後は見せ場のバトンもリオ五輪のような流れを見せられず、今季世界最高をマークした米国(37秒70)、英国(37秒76)に大差を付けられた。

 日本はリオでは予選からアジア新記録をマークしただけに、物足りなさが残った。多田は「スタートがあまり良くなくて、走りも全体的にイマイチ。決勝ではいいパフォーマンスができるようにしたい」と、反省。アンカーで突き放される形となったケンブリッジも「バトンも走りもまだ改善できる」と、話した。

 タイムは全体6位。リオに続くメダルへ、状況は厳しいが、飯塚が「かなりタイムは縮められると思う。それぞれの仕事を確認して、メダル争いに絡んでいきたい」と意気込めば、リレーメンバーとして今大会初出場となった桐生も「こっちにきて初めて走ったので、決勝でもう1段走力が上がると思う」と、力を込めた。

 お家芸の進化が問われる決勝になる。

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