バドミントン奥原3回戦進出 会場内の風に戸惑いヒヤヒヤ勝利

 「バドミントン・世界選手権」(23日、グラスゴー)

 各種目の2回戦が行われ、女子シングルスはリオデジャネイロ五輪銅メダルで第7シードの奥原希望(日本ユニシス)がレイチェル・ホンダーリック(カナダ)を2-1で下し、16強による3回戦に進んだ。

 世界ランク9位の奥原は初戦で、同53位のホンダーリックを相手に第2ゲームを落とした。会場内にわずかに吹いた風に「戸惑った」と対応が遅れたのが要因だ。2年前は初戦敗退を喫した大会の第一関門を突破しても「35点くらい。内容的にはまだまだ」と笑顔はなかった。

 今大会はシャトルが飛びにくく風もない会場と聞いていたという。ただ、コートに立つと「状況が違った」。ネットに掛けたり、わずかにラインを割ったりとミスが目立った。「直感を信じた」という最終ゲームで何とか相手を振り切った。

 リオデジャネイロ五輪後に右肩を痛め、昨年末の全日本総合選手権は大会途中で棄権した。実戦に復帰できたのは3月。「ここから上げていければいい」と、手探りの戦いが続く。

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