レスリング・文田健一郎 V旅行は2泊3日“猫の島”ツアー
レスリングの世界選手権(パリ)で日本男子34年ぶりの金メダルを獲得したグレコローマン59キロ級の文田健一郎(21)=日体大=が24日、成田空港に凱旋帰国した。空港に居合わせた一般客からも「おめでとう」と祝福を受け、「競技を始めてからの大きな目標だったので、かなってうれしい」と喜びを爆発させた。
得意の反り投げをベースに、前に出るレスリングで世界を席巻した新鋭の素顔は、休日は猫カフェに入り浸るほどの猫愛好者。“にゃんこレスラー”を自称しており、9月に計画している2泊3日の優勝旅行も、猫がたくさん生息する福岡県の離島「相島」と「藍島」をひとりで巡る予定だ。
「昨年テレビで見てからずっと行きたかったが、(世界選手権が終わるまで)なかなか都合がつかなかった。今年は一週間休みがあるのでようやく行ける」
チャンスは一瞬たりとも逃さない。猫のかわいい姿を撮影するためのミラーレス一眼カメラはすでに購入済み。「猫カフェで練習しているけど、うまく撮れないんです」と、レスリング同様の探究心をのぞかせた。
同階級のライバルで大学の先輩でもあるリオデジャネイロ五輪銀メダルの太田忍(ALSOK)は驚異の身体能力から“忍者レスラー”と称されている。2020年東京五輪に向けて、忍者VS猫の戦いがし烈を極めそうだ。