稀勢の里、相撲取組再開 大栄翔と三番稽古は9勝2敗 「まだまだ。もうちょっと」
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大相撲の夏巡業が25日、小田原市で行われ、左足首を痛め名古屋場所を途中休場した横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が相撲を取る稽古を解禁した。平幕大栄翔(追手風)を三番稽古の相手に指名し9勝2敗。「うーん、まだまだ。もうちょっと」と状態には不満ながら、秋場所(9月10日初日、両国国技館)で復活へ向け、第一歩を踏み出した。
春場所で左上腕部などを負傷し、夏場所を途中休場。患部に不安を抱えたまま、強行出場した先場所は左足首まで痛め、再び途中休場した。夏巡業は10日から合流し、患部の強化に努めてきた。
「体の感覚がだいぶよくなってきたので。(巡業で相撲再開を)目標に鍛えてきた」と予定通りの段階。「しっかり体を作って焦らずやる」と、今後も慎重に調整していく。