伊達公子が引退をブログで表明 肩と膝の負傷で…ジャパン女子OPが最後

 女子テニスの元世界ランキング4位、伊達公子(46)が28日、公式ブログで「再チャレンジにピリオドを打つ決断をいたしました」と、引退を表明した。肩の古傷の痛みと、昨年手術した左膝の具合が思わしくないためだといい、9月11日に開幕するジャパン女子オープンが最後の試合になる。

 伊達は「『そう遠くない日』と言っていた日がとうとう訪れました」と書き出した。

 伊達は2008年に現役復帰。昨年2月に左膝の内視鏡手術、同4月21日に骨軟骨の移植、軟骨再生を促すマイクロフラクチャーという手術、そして半月板の縫合手術を受け、今年5月に復帰したが、今月の全米オープン予選を肩の痛みのために回避していた。

 伊達は「復帰を果たし、これからという気持ちが膨らむ中で、肩の古傷の痛みがひどくなってきました。膝関節も痛みはないものの100%気にしないで動けるとはなかなか言えない」と、肩と膝の具合が思わしくないことを説明。

 ツアー中、不調で練習をキャンセルすることが「しばしば起きる」事態になり、「今の私では大会数を減らしてもフルスケジュールで戦い続けることはかなり厳しい現実だと受け入れざるを得ません」と限界を認め、「どこかでテニスに区切りをつけなければならない時があるのならばそれが今ではないかと思った」と、引退を決意したという。

 伊達は「今は今しかできない、プロテニスプレイヤーとしての残り限られた時間をしっかりと受け止めながら過ごしたいと思っています」と現在の心境をつづり、「今は肩と膝に向き合いながら、Japan Womens Openでの大会出場へ向けリハビリ、トレーニング、練習の日々にエネルギーを全て注いでいます。この有明での大会が私にとっての再チャレンジ最後の大会となります」と、ジャパン女子OPが最後の試合になることを明かした。

 伊達はこのブログでの発表を受けて、記者会見を開く予定であることも記している。

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