14歳・張本 賞金は「ためます」 卓球ワールドツアー最年少V
卓球のチェコオープン男子シングルスで、ワールドツアーの史上最年少優勝を果たした14歳の張本智和(エリートアカデミー)が29日、羽田空港に帰国した。「今年中には優勝したかったので一つ上の階段を上れた」と胸を張り、日本円で約184万円の優勝賞金の使い道については「ためます」とはにかんだ。
5試合中3試合がフルゲームの接戦となったが「前は焦って崩れるのが課題だった。今回は(動揺を)顔に出さないように冷静に戦えた」と精神面の成長に手応えを感じた。ただ、結果に満足することなく、現在20位の世界ランクに関して「年内に一桁を狙いたい」と意欲を見せた。
今回の遠征には夏休みの宿題を持参した。「帰りの飛行機の機内で、数学や英語の課題をやった」。体も頭もフル稼働しながら、天才少年は成長を続ける。