サントリー後半大逆転で開幕3連勝 まさに無敵王者…昨季開幕から負けなし
「ラグビー・トップリーグ、サントリー27-24ヤマハ発動機」(2日、秩父宮ラグビー場)
連覇を狙うサントリーが昨季2位のヤマハ発動機を27-24で下し、開幕3連勝を飾った。ヤマハ発動機は今季初黒星で2勝1敗。この試合でトップリーグ出場100試合を達成したヤマハ発動機のFB五郎丸歩(31)は3ゴール1PGだった。
昨季の開幕戦からすべての試合に勝ち、リーグ17連勝を続けてきた王者の牙城が風前の灯に見えた。4点を追って迎えた後半36分、中央のスクラムで逆風。だが、サントリーは誰一人、勝負を捨てていなかった。
FKを得るとFB松島がアタックを開始した。ゴールまで5メートルに迫ったところで相手が反則。SH日和佐が速攻に出ると、パスを受けたSO小野の前にいたのはFW第1列の選手だけだった。「外に回そうと思ったけど、相手は完全に足が止まっていたので」。司令塔はステップでかわし、インゴールへ飛び込んだ。
沢木監督は「今日は負け試合。でも、最後まで諦めずにトライを取りにいったことは評価したい」とクールに笑った。(大友信彦)