渡部香生子 200平Vで2年ぶりの2冠達成 復活に手応え「水泳楽しい」
「競泳・日本学生選手権」(3日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)
女子200メートル平泳ぎは、15年世界選手権覇者の渡部香生子(20)=早大=が2分24秒22で優勝し、2年ぶりの2冠を達成した。女子400メートル個人メドレーは、世界選手権銀メダリストの大橋悠依(東洋大)が大会新記録の4分36秒48で2連覇。男子200メートル平泳ぎは、世界記録保持者の渡辺一平(早大)が2分9秒26で制し、2年連続の2冠となった。
元世界女王の渡部が2年ぶりの2冠で復活の足がかりをつくった。不調に終わったリオ五輪後は専属コーチの指導を離れ、早大の一員として再スタート。今夏の世界選手権代表は逃したが、8月のユニバーシアード大会3冠に続いて結果を残し、「どん底だった時期もあったが、また水泳を楽しめている」と前向きに話した。