メダルラッシュの新体操フェアリージャパン 快進撃はメークも要因
イタリア・ペーザロで行われた新体操の世界選手権で史上最多となる4つのメダルを獲得した日本代表「フェアリージャパンPOLA」が5日、都内で帰国会見を行った。
五輪種目でもある団体総合で42年ぶりの銅メダルを獲得。団体種目別ボール・ロープで銀メダル、フープで銅メダル、個人種目別フープでは皆川夏穂(20)=イオン=が銅メダルと大躍進を果たした。
団体主将の杉本早裕吏(21)は「今年最初のミーティングで、全員で今年の目標を世界選手権総合でのメダル獲得に決めた。有言実行できてうれしい」と、笑顔。20年東京五輪での金メダルへの期待も高まるが、「銅、銀を取って、あとは金と言われると思う。プレッシャーに感じずに、自分たちの演技をすれば、結果は後からついてくる」と、力強く意気込んだ。
化粧品大手のポーラから美容指導も受ける同代表。今季は「誘惑」をテーマに、目元の印象を強めたメークで臨んだ。杉本主将は「外国の選手は彫りが深いので、(目鼻立ちが)はっきりしているのはうらやましい。(メークが)簡単そうだなと思う。私たちは浅いので」と苦笑いしつつ、「しっかりと描いて目力を出している。メークをする時にもう1回スイッチが入るので、私たちにとってすごく大事な要素」と、力説した。