井上監督 序盤で敗退の100キロ超級の再出発を誓う「強化していく」
3日までブダペストで行われた柔道の世界選手権で金メダル8個を含むメダル13個を獲得した日本代表が5日、成田空港に帰国した。
メダル量産に浮かれてばかりもいられなかった。復活を目指していた男子100キロ超級は、リオ五輪銀メダリストの原沢久喜(日本中央競馬界)、全日本王者の王子谷剛志(旭化成)の二枚看板で臨んだものの、8連覇したテディ・リネール(フランス)と対戦することなく序盤で敗退。日本男子の井上康生監督は「想定外だった。リネールと当たる、勝つことを想定してやってきたが、序盤で負けたことに私も責任を感じている」と深いため息をついた。
原沢は「来年は活躍できるよう頑張る」と力なく話し、王子谷も「情けない結果で、この悔しさを次にぶつけたい」と肩を落とした。井上監督は「またこれからしっかり強化をしていくので」と再出発を誓った。