フィギュア宮原知子「全日本に集中したい」 マイペース調整で平昌五輪目指す
フィギュアスケートの昨季全日本選手権女王で平昌五輪出場を目指す宮原知子(19)=関大=が6日、都内で上月スポーツ賞の表彰式に出席し、「ケガはかなり回復している。その日の状態を見ながら、あまり無理はまだできないので、少しずつ調子を戻していっている」と現状について話した。
宮原は昨年末から痛めていた左股関節の疲労骨折で昨季後半戦を全て欠場。7月末のアイスショーには姿を見せていたものの、その後、左足首捻挫で8月上旬のショーには出演できなかった。同月末に所属の関大で行われた公開練習も体調不良で姿を見せなかった。
順調な回復を強調しつつも「今までよりかなりセーブして、量より質を考えて練習している」と宮原。「安全に。全日本まで絶対にケガをしたくないので」と話し、ジャンプの練習量など、ペースを見極めながら調整しているという。
4日に決まった10月初旬のフィンランディア杯欠場については「あまり無理をしすぎて違う場所をケガしたら意味がないということで、先生たちと相談して辞退を決めた」と説明。
復帰戦はNHK杯(11月10日から、大阪)となる見込みだが「グランプリシリーズは本番の感覚を取り戻す感じで。全日本に集中したい」と、平昌五輪代表選考に大きく影響する12月末の全日本選手権に照準を合わせ、調整していく方針だ。