伊達公子、テニス続ける原動力は「好きだから」
8月28日に自身のブログで現役引退を発表した、女子テニス元世界ランキング4位の伊達公子(46)=エステティックTBC=が7日、東京・有明コロシアムのセンターコート上で引退会見を行った。
白地にストライプが入ったパンツスーツで思い出の地・有明コロシアムのセンターコートに登場した伊達は笑顔で「二回目の引退会見に来て頂いてありがとうございます」とあいさつした。
伊達は全盛期の1996年に1度目の引退をしたが、2008年に12年ぶりの現役復帰を果たした。これだけ長い間、テニスを続けられた原動力について聞かれると「やっぱりテニスが好き」と即答。
第一線で活躍した90年代を振り返り「すべてを受け入れるだけの精神力、器もなかった」「こうあるべきという強いこだわりも沢山持っていて、それに向き合うことにも、勝ち続けなければならないことに耐えられるだけの精神力も、常に90年代はいっぱいいっぱいの中で戦い、疲れ果てていた」とコメント。
その一方で08年から始めた再チャレンジについては「再チャレンジ始めてからはツアー楽しくて。勝つことだけが目的ではなかった。1つ1つ、日々起きるチャレンジが楽しくて、結果につながることだけが達成感ではなかった。それでもやれるのは37歳から再チャレンジして、初めて感じられる思い出。それがすごく大きくなっていったからこそ、9年も続けられたのかな」と笑顔で振り返っていた。