陸上日本インカレ 多田修平は10秒20決勝進出 「絶対勝ちたい」と桐生に対抗心
「陸上・日本学生対校選手権」(8日、福井県営陸上競技場)
男子100メートル準決勝が行われ、日本人初の9秒台の期待が懸かる桐生祥秀(21)=東洋大=は10秒14(追い風2・4メートル)、多田修平(21)=関学大=は10秒20(追い風2・9メートル)の全体1、2位で、9日に行われる決勝進出を決めた。
多田は終盤に両サイドを確認しながら、余裕のフィニッシュで決勝へ駒を進めた。「ちょっとスタートで出遅れたけど、決勝では修正したい。中盤からの加速も改善できれば優勝できる」と、納得の表情を浮かべた。
決勝では桐生と激突。日本選手権では先着しているが、昨年のこの大会(3位)では大差で敗れている。「手強い相手だけど、ここで勝てばトップ選手になれる。優勝だけを目指したい。絶対勝ちたい」と、笑顔で意気込んだ。