伊達の最後の対戦相手クルニッチも涙「勝ってしまってごめんなさい」
「テニス・ジャパン女子オープン」(12日、有明テニスの森公園)
女子シングルス1回戦が行われ、現役最後の大会に臨んだ元世界ランク4位の伊達公子(46)=エステティックTBC=は、世界ランク67位のアレクサンドラ・クルニッチ(24)=セルビア=に0-6、0-6のストレートで敗れ、現役生活にピリオドを打った。
伊達の最後の対戦相手となったクルニッチは、試合後のインタビューで「観客の皆さんにとって、どれほど大切な試合か分かっていたし、感情的になった。伊達さんの相手に、決まった時は“なんで私なの”と思った」と重圧があったことを明かし、涙した。「勝ってしまってごめんなさい。私はプロなので仕方ない」と謝罪しつつ「彼女にはとても明るい未来が待っていると思う」と伊達の功績を称えた。