奈良くるみ花束渡し涙 クルム氏は抱擁
「テニス・ジャパン女子オープン」(12日、有明テニスの森公園)
女子シングルス1回戦が行われ、現役最後の大会に臨んだ元世界ランク4位の伊達公子(46)=エステティックTBC=は、世界ランク67位のアレクサンドラ・クルニッチ(24)=セルビア=に0-6、0-6のストレートで敗れ、現役生活にピリオドを打った。
伊達と黄金時代を戦った元選手、そして現在の伊達から刺激をもらった現役選手たちが集まり、引退試合を見守った。セレモニーで花束贈呈を担当した奈良くるみは「復帰してくれて良かった。今の伊達さんがいなければ、今の私たちもない」と涙した。96年のフェド杯でグラフを破った思い出の有明でのラストマッチ。元夫でレーサーのミハエル・クルム氏も来場し、試合後は抱き合い、門出を祝福した。