デビュー戦優勝の真凜 演技後酸欠でふらつき「途中から覚えていない」

優勝し笑顔の本田真凜(中)。左は長洲未来、右がカレン・チェン
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 「フィギュアスケート・USインターナショナル」(16日、ソルトレークシティー)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の本田真凜(16)=大阪・関大高=は131・52点で合計198・42点をマーク。2位以下に約15点差を付ける圧勝で、シニアデビュー戦を見事に優勝で飾った。

 フリー「トゥーランドット」を大きなミスなく笑顔で演じ切った本田。しかし会場は約1300メートルの高地。薄い空気の影響か、演技後はふらつき、キス・アンド・クライまでたどり着けなかった。最終滑走の長洲未来(米国)の演技が終わる頃にはなんとか自力で立ち上がった。

 演技後に行われた表彰式には笑顔で出席。その後取材に応じ、「絶対に何があっても最後まで続けるって何回も自分に言い聞かせた。後半は途中から覚えていなくて、最後がどんな感じか覚えていない」と振り返った。

 リンクを降りると「真っ青だった」と浜田コーチ。本田は「自分との戦いに勝てたんじゃないかなと思います」喜びを口にした一方「標高が高い中でいまできることはできたと思うけど、満足できるような演技じゃない」と厳しく話した。

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