白井健三「航平さんに思う存分頼りたい」 世界選手権で初の個人総合に挑む

司会の松岡修造(左)にマイクを向けられ、後輩の白井健三(右)を激励する内村航平=東京・テレビ朝日本社(撮影・開出牧)
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 体操の白井健三(21)=日体大=が19日、東京・港区内のテレビ朝日で自身が出場する「世界体操」(10月2日~8日、カナダ・モントリオール)の記者会見に出席した。ゆか、跳馬のスペシャリストとして活躍してきたが、世界選手権では初めて個人総合に挑戦する。個人総合7連覇を目指す絶対王者・内村航平(リンガーハット)の隣で、「航平さんに思う存分頼りたいと思います」と語った。

 男子の個人総合はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目すべてで高水準の演技を見せないと上位進出は難しい。また、ミスが出たとしても気持ちの整理をつけてリカバリーしていく精神力の強さも求められる。

 用意されたボードに「何事にも挑戦 強気な演技!!攻めの演技!!」と記した白井は「初めての個人総合の舞台になるので、予想できないこともたくさんあるんですけど、その都度、強気に攻めて挑戦していければいいかなと思っています」とミスを恐れないことを誓った。

 内村と同じステージで出場するメリットは大きいと話す。「航平さんはいろんなことを経験している選手なので、実際に試合でイレギュラーなことが起こってもこうやって対処していけばいいんだよという実戦的なことを一緒に試合をすれば聞けるので、航平さんに思う存分頼りたいと思います」と、遠慮なくアドバイスを求める考えでいる。

 “師匠”的立場になる内村は、「強気な姿勢です。健三らしくやればいいと思います」と金言を贈った。白井は「世界の舞台で一緒に試合をしたことがないので、海外に出てみて感じることも多くあると思う。そこを持って帰って来て、修正して、最終的には東京五輪までに修正して、そこ(東京五輪)で結果を残せたらいいのかなと思います」と東京五輪への弾みにすると誓った。

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