安美錦が7勝目を挙げ、勝ち越しに王手「ここまで来たら勝ちを意識する」
「大相撲秋場所・11日目」(20日、両国国技館)
元関脇で東十両2枚目の安美錦(38)=伊勢ケ浜=が山口(宮城野)をはたき込み7勝目(4敗)を挙げ、勝ち越しに王手。頭で当たると出てくる相手の頭を抑え、土俵際、右足1歩でこらえて土俵外に飛ばした。
「しっかり踏み込んでいったけど(当たる位置が)高いのかな。中に入っていこうと思ったけど。考えた通りの動きではないけど前よりいいかない。よくなってきている。脇締めてとか、相撲の反応になってきてくれればいいけど」と勝利にも内容に不満顔。
昨年夏場所で左アキレス腱を断裂して途中休場。同名古屋場所も休場して幕内を陥落。十両7場所目で勝ち越せば、幕内帰り咲きも視界に入る。
「始まる前に準備して、そうすれば星は付いてくる。中途半端でなく思い切りいきたい。土俵に上がったらめいっぱい。ここまで来たら勝ちを意識する。勝ちたいと思うのはみんな同じ。あと4日、しっかり相撲を取りたい」と力を込めた。