日馬富士V10「取りたい」 名横綱の仲間入りで「次の世代に教える」
大逆転優勝で荒れる秋場所を締めた日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が25日、一夜明け会見で「2桁優勝は取りたい」と宣言。常ノ花、栃錦、初代若乃花、北の富士と名横綱4人に並ぶ歴代11位となる10度目優勝を目標に定めた。
初の一人横綱の重圧に耐え、休場危機に陥りながらV字回復。11勝4敗は横綱では最少星での優勝。4金星配給での優勝は史上初と歴史的な“低レベル”となったが「喜びは一緒。あきらめないこと」と胸を張った。横審からも「頑張り通した気力は敬意を表さないと」と称賛された。
台頭してきた若い力の壁になるつもり。「見本になる姿、背中をしっかり見せて受け継いで渡していく。次の世代に教えるのが相撲道」と力を込めた。